米国赴任148週目が終了。
2016年1月1日の朝です。朝5時に起きて、Uberでサンアントニオ駅まで行きます。
今日はニューオーリンズまでの移動日です。ニューオーリンズが最終目的地ですが、今日で9日目となり、これまでの旅ですでに、おなかいっぱいの状態です。
3日前にここサンアントニオに夜明け前に着きました。次の列車が3日後に来るので、ちょうど3日間、72時間をサンアントニオとオースティン近郊で過ごしたことになります。LAとニューオーリンズを結ぶ Sunset Limited 号は週3便の運行なのです。
駅の待合室ではたくさんの人が列車を待っていました。列車の到着はまた遅れているようです。
スマホで待合室の様子を写真におさめていると、セキュリティの人が寄ってきて、オマエハナニヲシテイルンダ、とすごまれました。
写真は禁止ということですぐにデータを削除するよう言われました。素直にしたがったところ、ゴミ箱からも削除するにように言われました。
スマホのゴミ箱からの削除方法がわからないと言うと、これはiPhoneだな、じゃあ、ああやって、こうやれ、と指示がきました。無事削除できました。
その後しばらくして、オマエチョットコイと、待合室の外に連れて行かされました。完全に目を付けられています。駅での一切の写真撮影はセキュリティの観点から禁止されている、ホームでの列車の撮影も禁止である、特に、車体から下の車輪の部分は撮影は禁止であると、念を押されました。オマエのスマホがハックされて写真が流失する危険がある、と。
うむ、確かに鉄道は重要インフラの一つではあるが。。
Amtrakのセキュリティって厳しいっすね。Amtrak、結構乗りましたが、こんなことは初めてです。
ホームで列車の写真を撮るのは誰でもやっているではないかと、ロジカルに反論してみましたが、これに対してはごまかされました。一矢を報いました。
それにしてもすんごい怖いセキュリティだった。
Sunset Limited号に乗り込み、昼頃にヒューストンを通過。
夕食はダイニングカーでステーキをいただきました。同じテーブルには、ヒューストンに住む息子夫婦を訪問したあと、ニューオーリンズに戻る途中の夫婦と一緒になりました。日本人の嫁が作ったおせち料理をヒューストンでいただいたそうで、おせち料理に込められた言い伝えなどの話に花を咲かせました。
サンアントニオ駅でセキュリティに問い詰められた時とは違って、ほのぼのとした時間です。
いつの食事か忘れましたが、今回、Amtrakのダインニングカーで食べていたときに、フォークとナイフがないことがあり、そのときにサーバーが 「Silverwareを持ってくる」という言い方をしました。同じことがこのあと、ニューオーリンズでも起きたのですが、レストランではフォークとナイフという言い方はせずに、Silverwareと呼ぶとスマートなようです。
さて、夜9時頃に、ルイジアナ州のニューオーリンズに着きました。今日は13時間ほど列車に乗ったのかな。
早速、Uberでホテルへ。Uber、使いこなしています。
ニューオーリンズではちゃんとしたブティックホテルに3泊します。フレンチクォーターそばのホテルに着いた後、さっそくバーボンストリートへ音楽を聴きに行きます。ニューオーリンズの夜は長いのです。
フレンチクォーターは、ニューオーリンズの旧市街地区で、長方形をしています。その中でバーボンストリートは中心的な通りらしいです。この通りにいろいろなジャズバーがあるということなので行ってみました。
夜のバーボンストリートはカオスでした。ジャズバーは見当たらず、現在音楽のライブハウスばかり。警官も多数出動していて警備しています。治安は悪いようです。
そんな中、Fritzel's European Jazz Pubという店を見つけることができました。
狭い店内に、ぎゅうぎゅうに押し込められて座り、チャージはなく、何か飲み物を頼む形式となっています。典型的なニューオーリンズジャズが演奏されています。客は皆、観光客です。ニューオーリンズにお越しの際はぜひ。
http://www.fritzelsjazz.net/ 音が鳴るので注意
つづく