NHKラジオ 実践ビジネス英語 Going Green (6) 3/13 2009

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NHK語学番組ブロガーイベント、
新番組「トラッドジャパン」&「ビギン・ジャパノロジー」
トークセッションに行ってきました。
http://gogakuru.com/event/event_trad.php

前回に引き続き、第二部のトークセッションの様子です。


「トラッドジャパン」の試写の後はトークセッション会場へ移動。
ここですし(ぎんざ 日乃出の華てまり)が用意されてありました。
「トラッドジャパン」のテキストが全員に配られ、
それをパラパラと眺めながらすしを食べます。

このテキストが他のNHKのテキストとは違っていて縦長になって
いるので、書店で探すときはお気をつけください。片手でも持ちや
すく電車の中で立って読むのに適していると思います。価格も580円
とちょい高めです。

8時半ごろから司会のNHK英語アナウンサーの青谷優子さんが会場入り。
今回のセッションは全編英語で行きますと宣言されたあと、
主役のお二人、「ビギン・ジャパノロジー」司会のピーター・バラカン
さんと、新番組「トラッドジャパン」のコメンテーターのステュウット
ヴァーナム・アットキンさんが会場入りしました。

s-IMG_3054-2.jpg

今回のトークセッションのテーマは、「いかにして日本文化を英語で
説明するか、その難しさ」といったところでした。

参加者には事前に宿題が出ていました。花鳥風月を英語で説明
してくださいと。私が提出した英文はこれ。

Kachoufugetsu is natural beauty such as flowers, animals and scenery
that changes with the seasons and also to enjoy them

最初にこれが取り上げられ、ピーター・バラカンさんから花鳥風月を
ローマ字で書くとき、Kachouのuは付けないほうがよいと言われました。
Kacho-Fugetsuと書くのですね。

s-IMG_3062-2.jpg

私は上の英文は辞書を引きながら無理やり作ったものですが、
当日、発表された方の英文はそれはもう素晴らしいものでした。

他に英語にしにくい日本語として、わびさび、義理と人情などが
挙げられましたが、アットキンさんからは英文学にも義理と人情
に似た概念はあるという発言もありました。

s-IMG_3047-2.jpg

会場のブロガーからも、くやしい、もったいない、なつかしい、
やさしい、むなしい、おいしいなどが英語にしにくい日本語として
挙げられました。感情を表す形容詞は翻訳しにくいようです。

途中から発音の話になり、ピーター・バラカンさんからは日本人が
英語を話すときは発音が重要だと言われました。発音が良いと
多少文法や語彙が悪くても何とかなる、ということを言っていました。

皆さんはウィークエンド・ジャパノロジーという日本紹介の英語の番組
を覚えているでしょうか。「ビギン・ジャパノロジー」の前身で、私も良く
見ていましたが、この番組、日本人の各方面のスペシャリストをゲスト
に呼んで、英語で対話するものでしたが、必ずしも日本人ゲストが英語
を話せるわけではありませんでした。司会のピーター・バラカンさんも
発音が悪いので伝わるものも伝わらないという意を強くしたそうです。

そこでピーター・バラカンさんは「猿はマンキお金はマニ―日本人のため
の英語発音ルール」という本をNHK出版から今年1月に出版されました。
日本人の発音の悪さの原因は外来語にあるということで、例えばマネー
ではなくマニであるということです。カタカナ英語に慣れすぎている日本人
は発音で損をしているということです。

s-IMG_3063-2.jpg

おすすめの英語学習法というコーナーでは、耳からの学習が良いとの
こと。聞いてコピーするというオウム返しがよく、映画のDVDを最初に
日本語字幕付きで見て、次に字幕なしで見るのも良いとのことでした。
あとは日本人は間違いを恐れないようにしたほうが良いとのことでした。

「猿はマンキお金はマニ」と、ステュウット ヴァーナム・アットキンさんの
著書「ニッポン風物詩」もいただきました。ご両人の本にサインをしてい
ただき、写真まで取っていただき、22時過ぎにトークセッションは終了しました。

軽食もお土産も充実したいたせりつくせりのブロガーイベントでした。
機会があったらまた参加したいです。


ゴガクル事務局によるレポートはこちらです。

【イベントレポート】新番組「トラッドジャパン」&「ビギン・ジャパノロジー」トークセッション
http://gogakuru.com/blog/editor/2009/03/19/


新番組「トラッドジャパン」の情報は以下のとおり。

教育テレビ 火曜日 午後11時10分~11時30分
再放送 翌週火曜日 午前6時40分から7時、午後0時40分~1時

すし  3月31日(火) 4月7日(火) 放送 
広重 4月7・14日(火) 放送
友禅 4月14・21日(火) 放送
東京タワー 4月21・28日(火) 放送

テキスト(580円)、CD(1470円)発売中。
■NHKラジオ 実践ビジネス英語 Going Green (6) 3/13 2009


■意味を考えてみよう。今日取り上げる単語が含まれています。

Obviously, there are several criteria that a new location needs to meet,
such as cost, facilities for the staff, and relative proxmity to the town.

However, we believe that the overriding factor must be public trasportaion.

My local supermarket now gives away reusable shopping bags instead of
the usual throwaway kind.

Consciousness is crucial when it comes to green issues.

My boss sat in his chair clenching his fists, showing signs of frustration.

──────────────────────────────
proximity, 近いこと
──────────────────────────────
Listening Challengeより

Proximity to a place or person is nearness to that place or person.

ex) Part of the attraction is Darwin's proximity to Asia.

──────────────────────────────
overriding factor, 最も重要な
──────────────────────────────
Listening Challengeより

In a particular situation, the overriding factor is the one that is the most
important.

ex) My overriding concern is to raise the standards of state education.

──────────────────────────────
throwaway, 使い捨ての
──────────────────────────────
Going Green (3)より

A throwaway product is intended to be used only for a short time, and
then to be thrown away.

ex) Now they are producing throwaway razors.

──────────────────────────────
consciousness, 認識、自覚
──────────────────────────────
Going Green (3)より

You use consciousness to refer to an interest in and knowledge of
a particular subject or idea.

ex) Her political consciousness sprang from her upbringing when her
father's illness left the family short of money.

──────────────────────────────
clench one's fist, こぶしを握りしめる
──────────────────────────────
Going Green (5)より

石橋眞知子のオリジナルエッセイ
「コトバと文化のワクワク・グラフティ」
第50回 体を使った英語表現 その1 より
http://jp.fujitsu.com/about/journal/skill/ishibashi/050.shtml

clench one's finger in anger

Clenchとは「握り締める」。怒りで指を握り締める。
怒りを込み上げるのを抑えている感じが伝わりますよね。
同じ動作で、clench one's fist でもOK。fistとは、握りこぶしのことです。

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このブログ記事について

このページは、Yoshinori Hondaが2009年3月22日 15:33に書いたブログ記事です。

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