05: 英語学習本の紹介: 2011年10月アーカイブ

1.身の回りのことなど

第3回 SF NewTech JapanNightセミファイナル(第5回)

今回は、Wondershakeの鈴木仁士さん(@Doubles9124)と、メンターの本間毅
さん(@thonma)のお話です。お二人ともサンフランシスコのWondershakeの事
務所からSkypeで参加されました。

Wondershakeって知ってますかという質問に対して、会場の観客のほとんどが
知っていると手を挙げました。私は知らなかったのですが後で調べたところ、
Wondershakeとはfacebookの情報を利用して自分の興味関心を登録し、近く
にいる同じ興味関心のある人を見つけるというiPhoneアプリのようです。

このWondershake、昨年のSF NewTechに参加して、今はサンフランシスコで
活動をしています。Stanfordの学生の意見を聞きながらiterateしているという
ことです。

アメリカでSatrtupの活動をすることのメリットについて、鈴木さんはこう言い
ます。

シリコンバレーでは皆カフェで仕事をしている。ピッチもすぐ判断される。エ
レベータピッチもある。直接フィードバックをもらえるのがいい。仮説検証が
早い。

 ※ピッチ(pitch)とは投資家へのプレゼンのこと。

メンターの本間さんはStartupの日本人のサポートをしているそうです。なぜ
そのようなことをしているかと言うと、

アメリカから日本を見ると心配になる。外国で活躍する日本人(なでしこジャ
パンのような)が出れば日本が元気になる。

日本人がシリコンバレーに多くきているが、危なっかしいやり方が多いので少
しでも助けたい。例えば、観光ビザで出入国を繰り返すと入国拒否を受ける恐
れがあり危ない。

昔はアメリカで起業は簡単でなかった。しかし今はiPhoneアプリを日本で作れ
ばよいし、アマゾンのクラウドも使えるように、障壁は下がっている。しかし、
事例がないと難しいので、ロールモデルをつくろうとしている。

アメリカに来てみないとわからないことは多く、グローバルで仕事をするには、
お客さんがわからないといけない。来てみないとだめ。

今後バブルははじける。ドットコムバブルとの違いは、当時は売り上げがない
企業の株価を上げていた。今はGoogleなどの現金を持つ会社が買収している
ので、実態的な経済が回っている。

今はStartupもニッチに細分化されている。Facebookに対抗するものはない。
FBは前提となっている。

自分がシリコンバレーにgiveできるものがないといけない。インプットだけし
にきてはいけない(グーグルのご飯を食べるなど)。少なくともプレゼンがち
ゃんとできるとか。

以上、Wondershakeの鈴木仁士さんと、メンターの本間毅さんのお話でした。

(続く)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2.英語に関するあれこれ

人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 広瀬 弘忠 (著)を読みました。

地震や津波などの災害が起きたときに、自分の命を省みずに他の人を助けようと
する行動が見られます。今回の東日本大震災においても地域のお年寄りを助けよ
うとして津波の犠牲になられた方もいます。水に溺れた子どもを助けようとした
大人が逆に亡くなるという事故もなくなりません。

このように自分より他人のことを大事に思う心理を愛他主義といいます。これは
災害時などの緊急時に発生する心理ということです。

この愛他主義を英語にすると、altruismになります。

人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)
人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 (集英社新書)
1.身の回りのことなど

第3回 SF NewTech JapanNightセミファイナル(第4回)

次はVOYAGE Group(ECナビ)の椿奈緒子氏(@tryal)のプレゼンです。自分にぴっ
たりのAndroidアプリを探してくれるappmom(アップモン)というアプリをやられ
ています。

椿さんは小さい頃から海外に行きたかったそうで、市場が大きい割に敵の少ない
ブラジルを高校生の頃に目指しました。ブラジルに渡りましたが挫折。帰国後、
サイバーエージェントに転職し、社内起業を何度かしましたが失敗続きだったそ
うです。

グローバルで起業する際には、「おまえに何ができるのか、どのくらいお金を取って
これるのか」をいつも聞かれたそうです。

そんな椿さんが思うStartupが海外進出する時の注意点は次の3つ。

1 言語の壁
「この英語じゃ、読者に笑われるから掲載できないよ」などと言われるそうです。
自分の英語力に過信は禁物とのこと。

2 本当に競合が多い
「他にもたくさんあるよね、破壊的でもイノベーションでもないよね?」
と言われます。他社への強烈な競合優位性が必要です。

3 機会は多いが、ミラクルは少ない
ミートアップやイベントは多いが、敵も多いので日本より可能性は低い。

うーん、じゃあどうすればよい? その答えは、

地道なネットワークが大事であり、信頼構築が一番。
挑戦と失敗の繰り返し。できるできないかではなく、やるかやらないか。

ということでした。

(続く)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2.英語に関するあれこれ

「グロービッシュ式らくらく英語勉強法 関口雄一(著)」を読みました。

著者の関口さんは、非ネイティブ英語コンサルタントという肩書きで、リクルート
を経験後、現在はグロービッシュの普及をなされているようです。

グロービッシュですから「英語は通じればよい」という認識の元、様々な英語学習
法を提唱されています。

「使える英語」について説明ではっとしたのが、「九九のように瞬時に英語が出て
くる必要がある」ということです。「瞬時に出てこなければ英語は知ってはいても、
使えるものではない」という説明には納得いきました。

そうなるにはどうすればよいかというと、「勉強ではなく練習」をすればよいのです。
ゴルフの打ちっ放しと同じ、ということでした。コースに出る前に皆、練習している
のと同じように英語も知識として覚えたものを身体に染みこませるために練習が必要
なのです。

勉強、あるいは練習を長く続けるための一方法としての「自分へのご褒美」作戦はよ
いですね。英語の練習をした日は発泡酒ではなくプレミアムモルツにするというご褒
美は私には効きそうです。

137ページにNHKラジオ 実践ビジネス英語のpodcastについて書かれていますが、
これは間違いですね。podcastはやってませんよね?。

非ネイティブのための グロービッシュ式らくらく英語勉強法 たった1500語で世界で話せる人になる!
非ネイティブのための グロービッシュ式らくらく英語勉強法 たった1500語で世界で話せる人になる!
1.身の回りのことなど

第3回 SF NewTech JapanNightセミファイナル(第3回)

「TechWave VANGURAD プログラム」の紹介に引き続き、
世界で活躍するIT Startupの方のプレゼンがいくつかありました。

ベンチャー企業ではなく、スタートアップ(Startup)と呼ぶのが今風のようです。

今回はTechCrunch DISRUPT ( http://techcrunch.com/disrupt/ ) という
IT Startupのイベントに出展したジェネシックスの冨田さんからのプレゼン、
題して「今世界で勝つために大事な3つのキーワード」。

まずは「UXが大事にされている」。

UXとはUser Experienceのこと。ユーザの体験です。
以前よりUI(User Interface)、つまり画面構成や使いやすさを表す言葉は
ありましたが、今はUIとUXの両方、特にUXが重要視されているということでしょう。

デジタル名刺交換のCardFlick ( http://cardflick.co/ ) というIPhoneアプリがあり、
iPhoneを振るとお互いの名刺が交換されます。この感覚がおもしろいそうで、
機能ではなく、体験を作っているところが大事だとのこと。


2つ目は「Launch marketing」。

Launchとは製品リリースのこと。ローンチという言葉が何度も
会場で聞かれました。

Launchのタイミングを注目が集まるタイミングにすることが
真剣に考えられているとのこと。


最後は「Pivot」。

旋回するという意味のpivotとは、つまり、サービスの内容を方向転換すること。

写真共有サービスのInstagram ( http://instagr.am/ ) がよい例で、
最初はチェックインサービスだったそうですが、写真が多くアップされて
いるのをみて、写真共有サービスに方向転換したところ、成功したとのこと。

最初のコンセプトに固執せずに、よい方向に転換することが大事ということです


以上、ジェネシックスの冨田さんによる「今世界で勝つために大事な3つのキーワード」
でした。

(続く)
───────────────────────────────────

2.英語に関するあれこれ

「申し訳ないほど効果が上がる英語勉強の7つの方法 濱口達史(著)」を読みました。

TOEICのスコアアップを目指す人向けの様々な勉強法を網羅した本です。

私は特に、「常に腹六分目にしておく」というポイントが参考になりました。
眠くならないように、朝昼夜の食事をさらに分割して少しずつ何度かに分けて
食べると良いようです。

血中の糖分を上げすぎないように、甘いコーヒーを少しずつすすりながら、
プログラミングをするエンジニアが某企業にいると聞いたことがあります。

申し訳ないほど効果が上がる英語勉強の7つの方法 (アスカカルチャー)
申し訳ないほど効果が上がる英語勉強の7つの方法 (アスカカルチャー)
1.身の回りのことなど

第3回SF NewTech JapanNightセミファイナル(第2回)

長丁場の本イベントですが、まずはイベント主催者の1つである
TechWaveというWebメディア新しく始める
「TechWave VANGURAD プログラム」の紹介がありました。

このプログラムは、日本のベンチャー企業が世界に出て行くために
必要なレッスンをするという「塾」です。

世界マーケット、ファイナンス、テクノロジーなどの授業があるようです。

このようなレッスンを通じて日本のベンチャーも世界進出が
しやすくなるのでしょう。



また、英語でプレゼンができるようになるための英語コース
「TELMe」の紹介もありました。
オプションのフィリピン合宿が今どきだなと思いました。


先ほど、TechWaveのサイトで「1000 English Speakers」
という英語でプレゼンできる人は1000人作るという
プロジェクトを見つけました。


すでに30人が英語プレゼンしており、上記のサイトで動画を
見ることができます。様々な業界の方が参加しているようですね。

TOEIC漢方のあの方のお姿も!


───────────────────────────────────

2.英語に関するあれこれ

「グロービッシュ実践勉強法 手島直樹(著)」の続きです。


著者の方は日常会話は英語で話せる必要はない、ジョークなども不要、
とばっさり切り捨てています。要はビジネスだけを英語で話せればよい、
それが自分の評価対象になるということなのです。

これは違うのではないかと思います。
著者が財務系の仕事をしているので、仕事柄、フリートークをする機会
がないということだけではないでしょうか。

「英語ができるフリをしない」「英語力をデフレされる」という戦略は
同意します。ネイティブのような発音、イディオム、メールを書くと
自分の英語力に関して相手に誤解を与え、ハードルが高くなってしまう
かもしれません。

「TOEICが600を超えたら専門書を読む」というアドバイスがあります。
著者は英語の範囲を自分の専門分野に絞ることも提唱しており、
専門書のみからインプットするようにすると、専門分野の知識も付き、
一石二鳥であると言っています。

これもその通りだなと思います。
800や860を超えたらTOEICは卒業、ということも他では聞きますが、
600で卒業という点が本書のユニークな点です。

「書く、話す」に付いては、「シンプルな日本語にし、短い文章を接続詞
でつなぐ」という戦略が良さそうです。

Eメールについては「フォーマット」を用意します。これは論理構成
を見出しをつけたフォーマットであり、内容を箇条書き的に埋めていきます。
単なる文章と読むより理解がしやすいです。

これは日本語メールでも使えるテクニックだと思います。

ということでグロービッシュというと簡単な語彙で英語を話しましょうという
ことかなと思っていましたが、なかなか実践的な本だなと思いました。


著者の方のブログです。
手島直樹のグロービッシュ実践活用法

グロービッシュ実践勉強法
グロービッシュ実践勉強法
1.身の回りのことなど

10月8日に第3回SF NewTech JapanNightセミファイナル
を聴講しました。

SF NewTechは、サンフランシスコで開催されるイベントで
Webサービスのベンチャー企業が自社のサービスを観客に
5分間プレゼンし、観客と5分の質疑をするというものです。

プレゼンの目的は投資家から投資してもらうということが
メインなのでしょう。

で、JapanNightというのは、日本の企業だけがプレゼン
するというイベントです。

過去には、Lang-8も参加しています。

さて、私が今回参加したのは11月に行われるサンフランシスコでの
第3回SF NewTech JapanNightへ出場できる代表6社を選ぶために
12社がプレゼンをするという予選会でした。

品川のマイクロソフト本社で行われました。

私は英語で行われるというこのプレゼンと質疑を聞くことを
目的に参加しました。

午後1時から8時という長丁場でしたが予選会以外にも
色々とイベントがあり、貴重なお話が聞けましたので、
次回からエッセンスをご紹介します。

SF NewTech JapanNight

───────────────────────────────────

2.英語に関するあれこれ

「グロービッシュ実践勉強法 手島直樹(著)」を読みました。

昨年あたりから話題になっているグロービッシュ。
1500語でよいというあれです。

著者の手島さんははMBA取得者で、アクセンチュア、日産を経て、現在はIR系の
財務アドバイザリーを行う経営コンサルタント会社を経営しています。

本書はビジネスで使う英語をグロービッシュという潮流に沿って、
その到達すべきレベルと学習法を全くの初心者の方を対象に説明
しています。

著者は「そろそろ日本人は英語は実は簡単だと気づくべき時ではないか」
と言います。

要は英語はExcelと同じだ、使えればよいのだ。実務ではExcelの達人に
なる必要はないのと同じく、仕事で使えるレベルの英語力があればよい、
というものです。

Excelに例えるあたり、目から鱗ですね。

グロービッシュは1500語でやりましょうということですが、本書では
「読む、聴く」はそれでは不十分であり、ネイティブレベルが必要と言います。

この部分はかねてより私もグロービッシュに対する疑問として持っていた
ことです。ネイティブは1500語で話したり、書いたりはしてくれないからです。

また、「英語学習に終わりはない」とよく言われますが、これは英語ビジネス界の
キャッチコピーだと言い切っています。だからさっさと英語の勉強はやめて
仕事で英語をつかいなさい、と。

これは後頭部をガツンとやられた気分です。
私なんか、このマーケティング戦略にまんまと乗せられていますから。

続きは次回。


著者の方のブログです。
手島直樹のグロービッシュ実践活用法

グロービッシュ実践勉強法
グロービッシュ実践勉強法

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1

このアーカイブについて

このページには、2011年10月以降に書かれたブログ記事のうち05: 英語学習本の紹介カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは05: 英語学習本の紹介: 2011年9月です。

次のアーカイブは05: 英語学習本の紹介: 2011年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。