1.身の回りのことなど
第3回 SF NewTech JapanNightセミファイナル(第5回)
今回は、Wondershakeの鈴木仁士さん(@Doubles9124)と、メンターの本間毅
さん(@thonma)のお話です。お二人ともサンフランシスコのWondershakeの事
務所からSkypeで参加されました。
Wondershakeって知ってますかという質問に対して、会場の観客のほとんどが
知っていると手を挙げました。私は知らなかったのですが後で調べたところ、
Wondershakeとはfacebookの情報を利用して自分の興味関心を登録し、近く
にいる同じ興味関心のある人を見つけるというiPhoneアプリのようです。
このWondershake、昨年のSF NewTechに参加して、今はサンフランシスコで
活動をしています。Stanfordの学生の意見を聞きながらiterateしているという
ことです。
アメリカでSatrtupの活動をすることのメリットについて、鈴木さんはこう言い
ます。
シリコンバレーでは皆カフェで仕事をしている。ピッチもすぐ判断される。エ
レベータピッチもある。直接フィードバックをもらえるのがいい。仮説検証が
早い。
※ピッチ(pitch)とは投資家へのプレゼンのこと。
メンターの本間さんはStartupの日本人のサポートをしているそうです。なぜ
そのようなことをしているかと言うと、
アメリカから日本を見ると心配になる。外国で活躍する日本人(なでしこジャ
パンのような)が出れば日本が元気になる。
日本人がシリコンバレーに多くきているが、危なっかしいやり方が多いので少
しでも助けたい。例えば、観光ビザで出入国を繰り返すと入国拒否を受ける恐
れがあり危ない。
昔はアメリカで起業は簡単でなかった。しかし今はiPhoneアプリを日本で作れ
ばよいし、アマゾンのクラウドも使えるように、障壁は下がっている。しかし、
事例がないと難しいので、ロールモデルをつくろうとしている。
アメリカに来てみないとわからないことは多く、グローバルで仕事をするには、
お客さんがわからないといけない。来てみないとだめ。
今後バブルははじける。ドットコムバブルとの違いは、当時は売り上げがない
企業の株価を上げていた。今はGoogleなどの現金を持つ会社が買収している
ので、実態的な経済が回っている。
今はStartupもニッチに細分化されている。Facebookに対抗するものはない。
FBは前提となっている。
自分がシリコンバレーにgiveできるものがないといけない。インプットだけし
にきてはいけない(グーグルのご飯を食べるなど)。少なくともプレゼンがち
ゃんとできるとか。
以上、Wondershakeの鈴木仁士さんと、メンターの本間毅さんのお話でした。
(続く)
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2.英語に関するあれこれ
人はなぜ逃げおくれるのか ―災害の心理学 広瀬 弘忠 (著)を読みました。
地震や津波などの災害が起きたときに、自分の命を省みずに他の人を助けようと
する行動が見られます。今回の東日本大震災においても地域のお年寄りを助けよ
うとして津波の犠牲になられた方もいます。水に溺れた子どもを助けようとした
大人が逆に亡くなるという事故もなくなりません。
このように自分より他人のことを大事に思う心理を愛他主義といいます。これは
災害時などの緊急時に発生する心理ということです。
この愛他主義を英語にすると、altruismになります。